■  介護の質を高めるために ― 研修会を実施しました

施設内で介護職員を対象としたケア技術向上のための研修会を実施しました。

今回の研修には、ベテラン職員から新人、技能実習生まで幅広い職員が参加し、基本的なケア技術を再確認するとともに、最新の知見を学ぶ貴重な機会となりました。


研修の講師としてお迎えしたのは、当施設に介護用品を納入していただいているユニ・チャーム株式会社のご担当者様。


研修内容は「正しいオムツ交換と陰部洗浄の方法」について。日々のケアの中で欠かせない作業だからこそ、正しい知識と手順を学び直すことはとても重要です。

オムツ交換の“質”と“効率”の両立へ

研修の中では、オムツ交換の回数を減らしながらも、介護の質を落とさない方法についても紹介されました。

これは、介護職員の業務負担軽減と、ご利用者様の快適さの両立を目指したもので、適切なサイズ・吸収量のオムツを選び、正しい装着をすることで、必要以上の交換を避けられるということです。

オムツ交換の回数が減ることで、

「オムツ内の汚染や蒸れなどで皮膚の状態が悪化しないの?」

という懸念もありますが、その対策として注目されているのが、専用の陰部洗浄液の導入です。

専用洗浄液のメリットとは?

今回の研修では、水(湯)ではなく専用の洗浄液を使用する試みにも触れました。この専用洗浄液には、「洗浄力が高く、肌に優しく、保湿効果に優れていいる」といった特長があり、オムツ内部のスキンケアまで可能となります。

お試しで職員の腕に洗浄液をかけて効果を体験します。さらさら、つるつるです。

専用洗浄液を使用すればオムツ交換の回数が減った場合でも、清潔さを保ちながら肌トラブルを防ぐことができるため、ご利用者様の安心・安楽な生活に繋がると感じています。今後、施設としても導入を前向きに検討していく予定です。

今回の研修を通じて、基本の再確認だけでなく、新たな技術や考え方にも触れることができました。

講師の方の講義内容も単なる商品解説、使い方説明に留まらずご利用者様にとって、介護者とって、の両方の目線から

より良い介護をするためにはどうすれば?!

という熱意の感じられるものでした。ありがとうございます。

これからも職員一人ひとりが学びを重ね、ご利用者様にとってより良い介護を提供できるよう努めてまいります。

2025年05月15日 13時37分 | カテゴリー:スタッフブログ

■  豊作!さくらんぼ

今年もにぎやかに開催!恒例のさくらんぼ狩り

5月のあたたかな陽気に包まれ、志度玉浦園の芝生広場もすっかり春の装いになりました。

この季節のお楽しみといえば、広場にあるさくらんぼの木。

今年もその枝いっぱいに赤く色づいた実をつけ、恒例の「さくらんぼ狩り」の季節がやってきました。

この行事を楽しみにしてくださっているご利用者さまも多いです。

今年は特に豊作で、見上げると鈴なりの赤い実が目に飛び込んできます。

この日はは天気にも恵まれ、職員とご利用者さまで一緒にさくらんぼ狩りを楽しみました。

赤く輝く実を一つひとつ丁寧に摘み取りながら、

「今年のは甘いね!」

「あっちの枝のほうが大きい実が多いよ」

「高い場所の実は取れないわ、鳥に持っていかれてしまうわねぇ。」

と、あちらこちらから嬉しそうな声が聞こえてきます。笑顔があふれるなか、

味見をすると「これは当たり!あまーい」と大盛り上がり。


ここで唐突に豆知識コーナー!

~豆知識①:なぜ木の実は赤いの?~

さくらんぼのように赤く色づいた実は、

植物の「生存戦略」の一つ。

赤い色は鳥や動物に見つけてもらいやすくするための工夫です。

食べてもらうことでタネが遠くへ運ばれ、そこで新しい芽が出る。

動けない植物が子孫を残すための、自然の知恵なんですね。

~豆知識②:「さくらんぼ」って桜の木の実なの?~

「さくらんぼ」という名前から、

ソメイヨシノなどの桜の木の実と思われがちですが、

実は違います。

私たちが食べるさくらんぼは、

セイヨウミザクラという種類の木になる果実。

花の形が桜に似ていることや、春に咲くことから

「桜ん坊(さくらんぼう)」と呼ばれるようになり、

そこから「さくらんぼ」という名前が定着したといわれています。

ちなみに、一般的な桜の木にも小さな実はつきますが、

渋みが強く、食用には向いていません。

毎年こうして、

季節の恵みを皆さんと一緒に楽しめることのありがたさを感じながら、今年も無事にさくらんぼ狩りを終えることができました。

また来年も、真っ赤な実を囲んでたくさんの笑顔が咲く日を楽しみにしています。

2025年05月10日 08時39分 | カテゴリー:スタッフブログ

■  介護支援専門員、管理栄養士 募集中です。

職員募集のお知らせです。

管理栄養士(定員1名)介護支援専門員(定員1名)

募集事業所は
管理栄養士は特別養護老人ホーム、
介護支援専門員は居宅介護支援事業所になります。

ご興味ある方は志度玉浦園の採用専用サイトにアクセスしてみてください。
それぞれ以下のリンクをクリックしますと条件等詳細ページに飛びます。

管理栄養士

介護支援専門員

志度玉浦園でお持ちのキャリアを生かしませんか?
是非一緒に働きましょう、ご応募お待ち申し上げます。

2025年03月21日 14時21分 | カテゴリー:お知らせ

■  デイ おやつレクリエーション


アフターコロナ。

コロナ以前に普通に行えていたことが出来なくなった、配慮しなくてはならなくなったという事は多数ありまして・・・・。

皆様の生活の中にもいろいろ変化が起こったと思います。コロナ禍が明けて元に戻ったもの、以前の様には戻らず文化や様式が変化したものなど様々です。

通所介護(デイサービス)は不特定ではなく、特定の方が多数一カ所に集まるという意味におきましては感染症が蔓延しやすい環境で、これは教育機関などとよく似た点であります。ご利用者様の健康維持や体調悪化防止の役割に比重を置く通所介護といたしましては、イベント等の制限解除に慎重にならざるを得ないのはご理解頂けるかと思います。

そんな中
今日はアフターコロナでやり方変えつつ復活させたこと、のお話です。
おやつレクリエーション

ご利用者様と職員が一緒に共同作業でおやつ作りをして食べる、という内容でご利用者様にも楽しみにしてくださる方も多く、普段よりも張り切って参加される方もいる楽しいレクリエーション。この度、復活させることになったわけですが、冒頭に書きましたとおり以前のままとはいかないので今回は職員は作る役に徹し、ご利用者様は食していただくのみ、と分担して開催いたしました。
今回のおやつはフルーツポンチ!白玉だんご入り」
粉から練っていきますよー。

ご利用者様の人数も以前より増えましたので、大きめのボウルを厨房からお借りしました。いやほんとデカい。

火の通りをよくするために真ん中凹ませたお団子を・・・

茹でます。ぷりっぷりに仕上がりました。


フルーツも数種ご用意いたしまして・・・・

カットしてカットして

ドーン。サイダー追加で完成です。
30人分以上あるフルーツポンチ!
アメリカのドラマでセレブのホームパーティーで出てくるやつー!

早速ご利用者様に食していただきます。

こぼれ話

おやつの後は帰宅時間までのんびりする時間です。カラオケしたりタオル畳みしてくださったり身支度を整えたり。スタッフもおやつレクの片付けをしていたところ、おひとりのご利用者様がわざわざスタッフのところに近寄られて「あなたたちが手作りで拵(こしら)えてくれよん見てたよ、ありがとで、美味しかった。」となんともうれしい声掛けを下さいました。
ご利用者様が食べるだけになっていて普段のおやつの時間と何が違う?という状況ですが少しずつこの状況を変えていければいいな、としみじみ思うのでした。


2025年04月24日 17時10分 | カテゴリー:スタッフブログ

■  満開!

春爛漫の時期です。
とはいえちょっと花冷えもしますが、
ソメイヨシノは見事な咲きっぷりです。


特養入所者様、通所のご利用者様にも花見がてら写真撮影会を行いました。
みんなで集合写真を撮りましょう・・・
ってこれがなかなか難しいのです。
同時に全員の姿勢や視線が定まるのが至難の業、奇跡の一枚を目指します。

全員の視線がカメラに向いているかな?
まばたきしてないかな?
上下の写真、別日です。
通所は毎日いらっしゃるわけではないので、
撮影日に巡り合わなかったご利用者様ごめんなさい。

デイ、特養それぞれの撮影風景
玉浦園の桜の写真映えスポットはいろいろありまして、職員がご利用者様の状態も考慮して撮影場所を決めていたりします。

建物内からでも至る所から桜をめでることができます。

やわらかな春風に揺れる桜を眺めながら、日々の営みに彩を感じています。皆さまにも、心温まる春のひとときが訪れますように。
2025年04月09日 13時57分 | カテゴリー:スタッフブログ

■  重要事項説明書を公開いたしました。

社会福祉法人志度玉浦園
各事業所の重要事項説明書を公開いたしました。
以下、クリックしますとリンク先PDFが開きます。
(掲載元 当園ホームページ情報公開タブのリリースノートの欄)

2025年03月31日 14時57分 | カテゴリー:お知らせ

■  令和7年春の火災避難訓練を実施しました。

消防法に基づく火災避難訓練を行いました。
毎年、春と秋に行っています。

大船渡、岡山、今治、宮崎など全国各地で
山火事のニュースが連日報道されていますね。
被害にあわれた方、避難されている方には心よりお見舞い申し上げます。
また消防に携わっているすべての方々にあらためて感謝申し上げます。


さて当園の訓練の様子ですが、所轄の消防隊員立会いのもと、
夜間想定で夜勤の職員が動きの確認や避難誘導の訓練を行いました。
事務所では消防署からの逆信(通報元へ呼び返し)にたいして状況説明など受け答えの想定問答練習も行いました。

その後は消火訓練です。
消火器は消火剤ではなく水が注入された訓練用です。


いざという時、焦らないように
消火器の正しいあつかいについて指導を受けます。

しっかり火元を想定した的に向かって消火剤発射!(今回は放水)
何度もやってる経験者から初めて練習する職員も。
介護現場の職員も事務所勤務の職員も。

日頃からの火の用心に越したことはないですが、いざ事が起こったときにどれだけ冷静に正しい判断ができるかは訓練してるか、していないか、大きい差になります。
2025年03月27日 09時37分 | カテゴリー:スタッフブログ

■  慰問 よしいけこども園さま


2019年末から始まったコロナ禍は様々なモノの流れや結びつきを分断する状況を作りました。買い物や会議はオンライン化が加速し、イベント開催や家族や仲間が集う場も設けること自体が不謹慎な空気感が漂っていました。
我々志度玉浦園も高齢者福祉施設という性格上、感染の蔓延を防ぐ仕組みをつくりご利用者様の安心安全を守ることが第一の使命としていました。
入所者様とご家族様との面会もオンラインに限定していた時期もありました。
コロナが感染症の分類で5類になって以降徐々に規制緩和されはじめ、ご家族さまとの面会が再開されましたが、親族や関係者以外の第3者との接触となる慰問に関しては感染症情報とにらめっこ(状況を注視)しつつ、慎重に様子をうかがっていました。
そして今回よしいけこども園様の慰問が
実に・・・6年ぶりに実現いたしました。(パチパチ)
事前にリーダーが慰問の説明をしている様子

以前の慰問時にはご利用ではなかったご利用者様がほとんどです。
みんなワクワクソワソワ。

小さな靴が並びました、かわいい。

しっかり手洗い。園児の皆さんも慣れてますよね。

登壇。「皆さんはじめまして。」みんな少し緊張でモジモジ。

ステージ上での園児たち。
歌声を響かせて愛らしく踊り、練習してきたであろう、けん玉あやとりを披露してくれました。でもけん玉ってTVの生放送でも芸能人さんが緊張してミスするのに園児たちは度胸ありますねぇ、みんな難しい技を決めてくれました。ご利用者様の拍手や歓声で園児たちも笑顔になり、いつもの(!?)元気いっぱいの姿に。

【ちょっとこぼれ話】
昔(5,6年前)慰問を受け付けていた当時、デイサービスのフロアのステージには照明設備がありませんでした。演者の方がステージに立ってもなんだか少し暗いし、ご利用者様もどこを見たらいいのかイマイチ視線が定まらない様子だったので、ステージ照明とスポットライト(ピンスポ)を備えたんですね。ところがその直後コロナ禍になってしまいあまり照明を活かす機会がなかったのですが、今回ステージに上がった園児たちに照明を当てられて本当に良かったです。

最後はご利用者様の目の前で折り紙づくりを見せてくれて、完成した折り紙をプレゼントしてくれました。園児たちの健気な姿に涙するご利用者様も。

最後はみんなで記念写真。

うちのスタッフとハイタッチでお別れ。
マイクロバスまでお見送り。
今日来園してくれました園児たちは実はもうすぐ小学生になる子たちでした。ピカピカの一年生になる前の最後の園児としてのイベントでみんな楽しみにしてくれていたそうです。

お見送りしたあと、なんだか少し寂しい気持ちになりましたけど、次もまたあると信じて楽しみに待ちたいと思います。
よしいけこども園のみなさま、
本当にありがとうございました。
2025年03月26日 12時22分 | カテゴリー:スタッフブログ

■  居宅介護支援事業所共同研修会を開催しました。

居宅介護支援事業所は他法人が運営する事業所との共同研修会・事例検討会を年1度程度開催しておます。開催場所は持ち回りで行われておりまして、今回は我々志度玉浦園での開催でしたので、その時の模様をお伝えします。
参加メンバーは近隣の事業所所属の介護支援専門員17名。
開催目的
災害時、被災した利用者に対する安否確認の方法や支援についての検討
他事業所との連携方法の検討
開催目標
被災した利用者に対する安否確認の方法や活用できる人的資源やアプリの活用方法など見つけていくなどです。

BCP(事業継続計画)について
まずはビデオ研修からスタート。
偶然ではありますが、この日は14年前東北で未曾有の大規模災害が起こった日でした。
議論のテーマは水害や電源の消失など。あの日起こった被害状況を鮮明に思い起こされます。
次に3チームにわかれてグループワークに入ります。
南海トラフの大地震が発生すると、我々の活動域であるさぬき市、特に志度湾周辺は甚大な被害が発生すると予想されています。
安否確認、平常時の準備、自分が動けないときにどうするのか?
これらのテーマをチームごとに検討、発表して今回の研修も終わりを迎えます。
皆様おつかれさまでした。
今回の研修会は課題も・・・・
災害時の支援方法とその実効性、また事業所間での連携方法については十分に協議できていないなど、さらなる検討の余地が残っています。
事業所の枠を超えたこの共同研修会・事例検討会はいつか来るであろう大災害時に地域の介護事業を守り継続してくための大きな役割を担っています。
2025年03月11日 14時43分 | カテゴリー:スタッフブログ

■  5年ぶり家族介護教室開催

志度玉浦園では地域の介護相談窓口としてさぬき市より委託を受けまして家族介護教室を開催しています。

ちなみに家族介護教室とは・・・・
主に 在宅で介護を行っている方や介護に興味のある方を対象 とした講座です。 介護技術を専門職の方から学べたり、介護を行っている人同士の交流の時間を持つことができます。 市区町村や社会福祉協議会、社会福祉法人などが開催しています。

しかしここ数年コロナ禍になり開催を控えざるとえない状況が続いていました。早くも5年の歳月が過ぎて今年度漸く開催の運びとなりました。今回はその時の模様をお伝えします。
まずは当園の老人介護支援センターのセンター長より参加されたご家族様へのお礼と講師の先生のご紹介。

今回講師をお願いしました方は
有限会社 松村薬局
津田店 植村麻里さん です。
薬剤師の先生ですね。
講演のお題は「おくすりの正しい使い方」
これは大事なおはなしですよね。実際おくすりを病院で処方されて飲み方の説明を聞いたことは誰でもあると思いますが・・・でも長年服薬をしているうちに自分なりの飲み方になっていたり用法、用量を守らずに服薬しちゃったりしてませんか?

用法、用量を守らずに服薬した場合、効能が薄れたり無くなったりするとのこと。さらに過剰摂取になると中毒症状や副作用など身体に害になることもあるそうですね。自分もかかりつけのお医者さまから処方されたおくすりを長年服用していますが、はたしてどこまできっちり用法、用量を守っていたかしら?飲み忘れや、飲酒しながら服薬したこともあったなぁ・・・とお恥ずかしい記憶がよみがえります。

最後は質疑応答もあり、参加者の皆さまの疑問にも植村先生はひとつひとつ丁寧に解説されていました。

いかがだったでしょう、家族介護教室は介護する状況にある方、興味関心のある方など様々な方が集まる場となっています。細かい開催日程は決まっていませんが感染症蔓延状況の落ち着きが続けば年2回ほどの開催が予定されております。介護する立場となって不安な気持ちになっている方、この先のことを考えて介護の知識を得たい方などいらっしゃいましたらどなたでも参加可能ですので、志度玉浦園老人介護支援センターまでお問合せください。
2025年03月06日 15時34分 | カテゴリー:スタッフブログ