■ 居宅介護支援事業所共同研修会を開催しました。
居宅介護支援事業所は他法人が運営する事業所との共同研修会・事例検討会を年1度程度開催しておます。開催場所は持ち回りで行われておりまして、今回は我々志度玉浦園での開催でしたので、その時の模様をお伝えします。参加メンバーは近隣の事業所所属の介護支援専門員17名。
開催目的は
災害時、被災した利用者に対する安否確認の方法や支援についての検討
他事業所との連携方法の検討
開催目標は
被災した利用者に対する安否確認の方法や活用できる人的資源やアプリの活用方法など見つけていくなどです。
BCP(事業継続計画)について
まずはビデオ研修からスタート。
偶然ではありますが、この日は14年前東北で未曾有の大規模災害が起こった日でした。
議論のテーマは水害や電源の消失など。あの日起こった被害状況を鮮明に思い起こされます。
次に3チームにわかれてグループワークに入ります。
南海トラフの大地震が発生すると、我々の活動域であるさぬき市、特に志度湾周辺は甚大な被害が発生すると予想されています。
安否確認、平常時の準備、自分が動けないときにどうするのか?
これらのテーマをチームごとに検討、発表して今回の研修も終わりを迎えます。
皆様おつかれさまでした。
今回の研修会は課題も・・・・
災害時の支援方法とその実効性、また事業所間での連携方法については十分に協議できていないなど、さらなる検討の余地が残っています。
事業所の枠を超えたこの共同研修会・事例検討会はいつか来るであろう大災害時に地域の介護事業を守り継続してくための大きな役割を担っています。
2025年03月11日 14時43分 | カテゴリー:スタッフブログ
■ 5年ぶり家族介護教室開催
志度玉浦園では地域の介護相談窓口としてさぬき市より委託を受けまして家族介護教室を開催しています。
ちなみに家族介護教室とは・・・・
主に 在宅で介護を行っている方や介護に興味のある方を対象 とした講座です。 介護技術を専門職の方から学べたり、介護を行っている人同士の交流の時間を持つことができます。 市区町村や社会福祉協議会、社会福祉法人などが開催しています。
しかしここ数年コロナ禍になり開催を控えざるとえない状況が続いていました。早くも5年の歳月が過ぎて今年度漸く開催の運びとなりました。今回はその時の模様をお伝えします。
まずは当園の老人介護支援センターのセンター長より参加されたご家族様へのお礼と講師の先生のご紹介。
今回講師をお願いしました方は
津田店 植村麻里さん です。
薬剤師の先生ですね。
講演のお題は「おくすりの正しい使い方」
これは大事なおはなしですよね。実際おくすりを病院で処方されて飲み方の説明を聞いたことは誰でもあると思いますが・・・でも長年服薬をしているうちに自分なりの飲み方になっていたり用法、用量を守らずに服薬しちゃったりしてませんか?
用法、用量を守らずに服薬した場合、効能が薄れたり無くなったりするとのこと。さらに過剰摂取になると中毒症状や副作用など身体に害になることもあるそうですね。自分もかかりつけのお医者さまから処方されたおくすりを長年服用していますが、はたしてどこまできっちり用法、用量を守っていたかしら?飲み忘れや、飲酒しながら服薬したこともあったなぁ・・・とお恥ずかしい記憶がよみがえります。
最後は質疑応答もあり、参加者の皆さまの疑問にも植村先生はひとつひとつ丁寧に解説されていました。
いかがだったでしょう、家族介護教室は介護する状況にある方、興味関心のある方など様々な方が集まる場となっています。細かい開催日程は決まっていませんが感染症蔓延状況の落ち着きが続けば年2回ほどの開催が予定されております。介護する立場となって不安な気持ちになっている方、この先のことを考えて介護の知識を得たい方などいらっしゃいましたらどなたでも参加可能ですので、志度玉浦園老人介護支援センターまでお問合せください。
2025年03月06日 15時34分 | カテゴリー:スタッフブログ
■ 雛段飾りを設置しています。
明かりをつけましょ、ぼんぼりに。桃の節句ですね。
暦の上では春でも寒波がやって来て全国的にまだまだ寒いですね。陽気が春らしい日も時々あったりして気温に波がありますから寒暖差で体調を崩されませんようお気を付けください。
安定した室温でお過ごしの入所様にも季節感を目で感じていただけるよう、今年も雛段飾りを特養の2つのフロアに設置させていただきました。
見事な8段飾り。いずれも寄贈品ですが、いまこの大きさの雛壇を飾るご家庭は少なくなってきたような気がします。出すのもしまうのも大変ですからね。
この段数だと正面から見上げる状態ですが、ほんと壮観です。
三人官女に五人囃子
きれいな顔立ちのお雛様ですよね、麗しい。
こちらはデイフロアの雛飾り風のラグ。
こちらも寄贈品と思われるのですが、ずいぶん昔からあるようで現在のスタッフは出所がわからないモノです。ラグにきれいに雛人形たちがキルティングされていて、とても手の込んだ美しい仕上がりのものですね。長らく保管されていたものを見つけたスタッフが飾らしていただいたのですが、時を経て今のデイサービスのご利用者様にご覧いただけるようになりました。
それぞれのお雛様をご厚意で寄贈くださました方々にあらためて感謝申し上げます。
2025年03月05日 11時01分 | カテゴリー:スタッフブログ
■ デイの日常(節分編)
今年の節分は2月2日でしたね。日曜日だったので翌月曜日に節分行事を行いました。
いきなり余談ですが・・・
節分は立春の前日なわけですが太陽とか地球の位置関係(天文的な話)で暦の調整がおこなわれ今年の立春が1日早くなったのだそうです。
恒例の職員による鬼の扮装。今年は赤鬼青鬼の2体。
金棒も職員の手作り。
荒ぶる赤鬼さん。
豆に見立てたボールを投げつけて鬼退治です。
以前祭りや運動会の玉入れのことを書いたブログでも触れましたがご利用者様はモノを投げるとか放るとか大好きですね。夢中です。まるで親の仇のように(笑)投げつけてます。
見事2体の鬼を成敗。金棒を分捕られてしばかれております。もうどっちが鬼なのやら・・・おっと(失言)
男性のご利用者様もなぜか鬼のコスプレ。鬼討伐後の記念撮影。
その日の昼食メニュー。
節分といえば恵方巻き(太巻き寿司)にかぶりつくのが全国的に定番化した文化になりましたが、太巻きかぶりつくのはご利用者様にとっては難しい方もおられるので管理栄養士の工夫で助六寿司となりました。
ちなみに・・・なぜいなり寿司と巻き寿司のコンビが助六寿司といわれるのか?江戸中期の歌舞伎の人気演目の主人公が助六だそうで愛人の遊女の名が「揚巻」。揚げ(いなりの油揚げ)と巻き(海苔巻き)になぞらえてつけられたそう。洒落好きの江戸文化らしい語源ですね。
2025年02月04日 09時19分 | カテゴリー:スタッフブログ
■ デイの日常(レクリエーション編)
今回もデイサービスの基本サービス(送迎、入浴、食事)以外の時間の過ごし方の一部を切り取ってご紹介します。今回はレクリエーション編
これはゲーゴル(ゲートボール+パターゴルフ)ゲームをしている様子。軽く当ててボールの行先で点数を競っています。ボール同士を当てたりするのでビリヤードの要素も混じっていますね。基本は立って行いますが写真のように椅子や車いすに座ったままでもプレイできるので安全です。
体操レク。
手足と、肩、首をメインに動かします。筋力低下、関節痛などの防止効果があります。
お元気な方はエアロバイクで脚力低下を防止しています。
また昼食前に口腔ケア用の体操もあります。こちらは顔回り、頬やあごなどを刺激したり発声練習をすることで唾液の分泌を促して嚥下(飲み込み)能力を高めます。
カラオケもコロナ禍では自粛しておりましたが、徐々に再開。心肺機能の低下防止になります。
右脳トレーニング。
お習字。
バランスゲーム。水平にしたホワイトボードにおじゃみ(お手玉)を順々に投げ置き出来たら成功のゲーム。偏ったところに置くと全部崩れちゃうドキドキを楽しむゲームです。
午前と午後に毎日違ったレクリエーションを行っています。機能訓練を兼ねたものから楽しむことに比重を置いたものなど様々ですが、職員が創意工夫をしてルールや道具をつくり実施しています。
2025年01月30日 12時49分 | カテゴリー:スタッフブログ
■ デイの日常(誕生会編)
本格的な冬の寒さが続いていますね。
ヒートショックなど高齢者の寒さ対策で様々な暖房器具をお使いと思います。空気の乾燥により火事の起こりやすい時期でもありますので、暖房器具の周りに燃えやすいものや、ハンガーに掛けた衣類、カーテンなどがないか環境を今一度チェックしてみてはいかがでしょう。特に高齢でおひとり暮らしをされている方のご家族様は室内の様子を見てあげてくださいね。
さて本日の話題はデイサービスの日常です。簡単に特養とデイサービスの違いを説明すると
常に介護が必要な方が住まいを施設に移して生活されるのが特別養護老人ホーム
対してご自宅での生活を基本としながら通いで日中(デイ)の食事や入浴などを職員による介助や見守りのサービスの提供を受けられる場所がデイサービスと書けばわかりやすいでしょうか。
そんなデイサービスの日常の風景から今回は誕生日会の様子を切り取ってみました。
お誕生日会。
おかげ様で大変多くのご利用者様にご利用いただけるようになりまして2週に1度は合同誕生会を行っています。「この歳になって誕生日祝われるのは恥ずかしい。」とおっしゃる方もいますが、皆さんに「生まれてきてくれてありがとう。」とメッセージを送り自己肯定感を高めていただけるようにしています。照れながらも素直にお祝いを受け入れてくれる方が大半です。
お祝いされて笑顔になっていただいて。
デイサービスでよい思い出がたくさん出来ますように。
誕生日ってお祝いされるときはもちろんなんですが、他者をお祝いすると自分まで幸せな気持ちになりませんか?そんな幸せを感じる瞬間が年20回以上デイサービスにはあります。
2025年01月30日 09時26分 | カテゴリー:スタッフブログ
■ T様 105歳の祝賀行事
特養入所者であるT様が先日105歳の誕生日を迎えられ祝賀行事を催しました。これまで当ブログでも過去に100歳を迎えられた方の祝賀行事の模様を何度かお伝えさせていただきましたね。実はT様は100歳時点ではまた当施設に入所されていなかったので今回初めての祝賀行事ですね。おめでとうございます!
担当ユニットの職員がこの日のために飾りつけがんばりました。


園長の祝辞と表彰
ろうそく消し 一息消しお見事です。
デイサービスのお誕生会で70歳代80歳代の方でも一度で吹き消せないこと結構あるんですが、お元気な証拠ですね。
くす玉割りー。こちらもご自身で。
ご家族様や一緒のユニットにおられる入所者様から「おめでとう」と祝福の声掛けとメダル贈呈されている様子。お祝いしている方のほうが感極まっていて、当のT様はけろっとされているのが面白いですね。
これまでのお写真と今回のお祝いのメッセージをプロジェクターで映写。
その後T様に一言いただきます。「何言うたらええんな?」とみんなを笑わせてからしっかりと自分のために集まった方々にお礼を申されました。
笑顔の記念撮影。T様と子、孫、曾孫4世代揃い踏みです。本当に仲の良いご家族で見ているこちらまで微笑ましくなってしまうほど。T様愛されているなぁと感じました。
行事が無事終了してご家族水入らずで歓談後、T様自身が玄関まで見送りをされました。
後日談。
参加されたご家族様から今回の祝賀行事のお礼のお電話を頂きました。とても感激していただいたとのこと。その話を聞いてスタッフも感激いたしました。T様そしてご家族様、ありがとうございました。
2025年01月11日 11時24分 | カテゴリー:スタッフブログ
■ 令和7年新年拝賀式
ご利用者様を交えての新年最初の行事は「新年拝賀式」です。旧年の感謝と新年の健康長寿を祈願いたします。本年も多和神社宮司の松岡様に拝賀式をお願いしています。祝詞を聴くと荘厳な雰囲気に心も引き締まりますね。
「今年は令和7年、昭和で言いますとちょうど100年を迎えます」と宮司様のお話があり、ご利用者様も感慨深いご様子でした。ご利用者様にとっては長く過ごした昭和の時代が100年目を迎える、のほうが心に刺さるかもしれませんね、
個人的には平成が終わってもうななねん!
ってことの方がショッキングだったりします。時の流れが毎年加速しているように感じるのはそれだけ年を重ねた証拠でしょうか。
玉串奉奠 園長からスタートして
参列されたご利用者さまお一人おひとりが玉串をささげて今年も無事拝賀式の終了です。どなたさまにとっても平穏な一年でありますように。また一年後の拝賀式で感謝を述べられますように。
2025年01月07日 15時08分 | カテゴリー:スタッフブログ
■ 餅つき大会
昨年12月下旬のこと
園内で恒例の餅つきを催しました。
鏡餅の妖精?に扮した職員の記念撮影。ご利用者様にウケたかどうかは定かでないです(笑)
季節行事のはなし
入所されている方々は日々同じ環境下で生活されているのでどうしても季節感が失われがちです。年齢を重ねるとどうしても見当識障害という場所や時間の把握が出来にくくなる症状の方も多くなっていきます。そこで多くの入所や通所施設では部屋飾りなどで季節をわかりやすく意識していただけるように工夫しています。季節行事もその工夫の一つです。お餅つきが行われれば「ああ、もうすぐお正月なのね。」と理解してもらいやすいです。
体力ある職員が杵を大きく振りかぶり熱々のもち米をついていきます。
杵を振り落とすタイミングでご利用者様みんなで
「ヨイショーッ!」
の元気な掛け声が発せられます。
こういった自然に一体感が出るところが行事にいいところ。
ご利用者様にもついていただきました。先ほどとは別の軽めの杵を使用してますが、しっかり餅つきしていただけました。うーんお元気。
技能実習生も餅つき初体験。
つきあがった餅をご利用者様にもご覧いただいて・・・
あんこを詰めて丸めていきます。技能実習生これも初体験。
出来立てほやほやの餡餅に舌鼓を打っていただきます。お餅おいしいですけど、のどに詰めないようにだけ注意しましょうね。
さっそく次の季節行事が迫っておりまして・・・
次回は新年拝賀式の模様をお届けする予定です。
2025年01月06日 10時53分 | カテゴリー:スタッフブログ
■ 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は温かいご支援とご協力を賜り心より感謝いたします。
新しい年の幕開けにあたり、志度玉浦園職員一同皆様のご健康と笑顔溢れる毎日を心から願っております。
1月4日より通所介護、居宅支援事業、施設事務所の通常業務をスタートしております。
仕事始め式。巷でインフルエンザが猛威を振るっている真っただ中、幸いにも施設の関係者におきましては酷い流行にならずに済んでいます、今日のお天気のように順風満帆なスタートとなれば・・・とは、園長の言葉。いよいよ令和7年のはじまりです。
デイのダルマさん
デイのご利用者様に色塗りをしていただいた紙製の小ダルマ。それを一つに集結させた巳年大ダルマはご利用者様と職員が協力してつくったお正月飾りです。この大ダルマ同様ご利用者様も職員も皆仲良く一致団結して今年もがんばっていきまっしょい!という思いを具現化したんだと勝手に解釈しています。
本年も志度玉浦園であったさまざまな出来事や活動をご報告して皆様と共有していきたいと思います。当ブログもどうぞよろしくお願いたします。
2025年01月04日 09時13分 | カテゴリー:スタッフブログ